待ってました…!
ついに、ついに『サンドマン』のシーズン2がやってくる!
前作の、あの美しくも恐ろしい世界観にどっぷりハマった皆さん、お元気ですか?
夢の王モルフェウスの新たな旅が始まると思うと、今から眠れなくなりそうですよね(笑)。
こんにちは!
Netflixの新作は欠かさずチェックする僕、YOSHIKIが、この『サンドマン シーズン2 Vol.1』の魅力を、原作ファンとしての愛も込めて語り尽くします!
この記事を読めば、あなたの期待値もぶち上がるはず!
まずはサクッと基本情報から。
これだけ押さえておけばOK!
しかし、今回の配信形式、ちょっと特殊なので注意ですよ。
この物語の魅力は、なんといってもキャラクターたち!
特に、宇宙の概念そのものである「終わりなき者たち」という兄弟姉妹がヤバいんです。
『サンドマン シーズン2 Vol.1』の公式予告編はこちら!
夢と現実が交錯する、息をのむような映像美と、新たな脅威が待ち受けるモルフェウスの旅の一端を垣間見ることができます。
まだ見ていない方はぜひご覧になり、その世界観に触れてみてくださいね。
●見どころ①:ついに全員集合!「終わりなき者たち」の家族会議
シーズン1ではチラ見せだった「終わりなき者たち」が、今回ついに本格登場、そして全員集合!
宇宙の概念である彼らが集まるって、それだけで一大事。
それぞれが違う思惑を抱えていて、彼らの間で交わされる会話の一つ一つに、壮大な神話と、どこか人間臭い家族のドラマが詰まってるんです。
●見どころ②:ルシファー、地獄やめるってよ
個人的に一番楽しみなのがこれ!
ルシファーがモルフェウスへの復讐として、「地獄の王」の座を放棄するって、どういうこと!?
その結果、地獄の鍵はモルフェウスの手に…。
いらないって!(笑)
地獄の王座を巡って、北欧やエジプト、日本の神々までがモルフェウスのもとを訪れるという、まさに「神様オールスター感謝祭」が始まります。
この展開、原作でも最高に面白いパートなんです。
●見どころ③:夢の王、責任と向き合う
シーズン2のテーマは、モルフェウスが自身の「傲慢さ」や「過ち」に責任を負う物語。
シーズン1で伏線が張られていた、かつての恋人ナーダとの悲しい過去や、人間の赤ん坊に対する彼の権利の主張など、重い問題が彼にのしかかります。
ただ冷徹な王様だった彼が、どうやって人間的な痛みや責任と向き合っていくのか。
彼の「成長物語」としても、絶対に見逃せません。
長い囚われから解放されたドリームことモルフェウス。
でも、休むヒマなんてない!
彼の王国を立て直す旅は、もっとヤバい局面を迎えます。
物語は、ルシファーが地獄の鍵をモルフェウスにポイっと渡すという衝撃的な事件からスタート。
いきなり究極の厄介事を押し付けられたモルフェウスは、地獄の新たな支配者を決めるという、とんでもない役目を負うことに。
時を同じくして、長兄デスティニーの呼びかけで、「終わりなき者たち」が数世紀ぶりに大集合。
再会を喜ぶ者、昔の恨みを蒸し返す者、ただカオスをまき散らす者…。
この家族会議が、一筋縄でいくはずもなく…。
地獄の未来と、ワガママな兄弟たち。
内憂外患の状態で、モルフェウスは自身の過去とも向き合わなければなりません。
序盤から、壮大でヘビーな展開があなたを待っていますよ!
観ました!
『サンドマン S2 Vol.1』。
観終わった直後の正直な感想は、「最高に美しく、最高に挑戦的。でも、手放しでは絶賛できない…!」という、非常に複雑なものでした。
まず断言できるのは、この作品が「動く芸術作品」であるということ。
地獄の風景、常に変化する夢の国の城、神々が集うシーン…。
息をのむほど荘厳で、前作を遥かに超えるビジュアルの洪水に、ただただ圧倒されました。
これぞ『サンドマン』!
この映像を観るためだけにでも価値はあります。
でも、正直に言うと、物語はかなり複雑で、時々「今、何の話だっけ?」って置いていかれそうになりました。
主人公ドリームの家族の問題と、なぜか彼に押し付けられた地獄の王様を決める話が同時に進むんだけど、これがちょっと分かりにくかったかな。
「なぜ、こんなにたくさんのキャラクターが出てきて、何を目指しているんだろう?」と混乱する場面も多かったです。
シーズン1が、比較的「一本の筋道」を追っていく物語だったのに対し、シーズン2は、たくさんの短い物語が散りばめられているような印象を受けました。
一つ一つのエピソードは興味深いんだけど、全体としてどこへ向かっているのかが見えにくく、「すごく面白い瞬間」と「少し退屈な瞬間」の波が激しい。
それでもなお、僕は本作を「見逃せない体験」だと断言します。
神のような存在である主人公が、人間のように悩み、過去の過ちと向き合っていく姿は、観る者の心に深く突き刺さります。
これは、壮大な神話であると同時に、極めて人間的な魂の再生の物語なのです。
Vol.1の幕切れは、Vol.2への期待を最高潮に高めるものであり、この不完全で美しい旅の続きを、今か今かと待ちわびずにはいられません。