今回、紹介する作品は映画『SMILE2』です。
この記事では、映画『SMILE2』のネタバレ感想を紹介しています。
この記事は、一部プロモーションを含んでいます。
世界を熱狂させるポップスター、スカイ・ライリー。
しかし、華やかなステージの裏側で、彼女は得体の知れない恐怖に蝕まれていた。
それは、見る者を戦慄させる「笑顔」の呪い。
新たなワールドツアーを目前に控え、恐怖は加速度的に増していく。
名声という名の重圧、そして逃れられない悪夢。スカイは、精神の均衡を失いかけていた。
「このままでは、私は壊れてしまう…」
制御不能になる前に、彼女は己の過去と向き合うことを決意する。
そこには、想像を絶する闇が待ち受けていた。
笑顔の裏に隠された、おぞましい真実。
スカイは、呪いを解き放ち、再び輝きを取り戻すことができるのか?
全世界を震撼させたスマイルの続編。
さらなる恐怖と謎が、あなたを深淵へと誘う。
このあらすじは、当サイト筆者であるYOSHIKIが"観たくなる"をテーマにオリジナルで書いた内容になります。
前作「スマイル」が好みの尖りホラーだったので、続編となる「2」は楽しみにしてたんだけど、まさかの唐突な配信スルー。劇場公開なら初日に行ってやろうくらいには思っていたので、アマプラ新作料金500円も迷わず即鑑賞した。時間もあったし。
後悔しないくらいに満足でした。
1はしっかりホラーなジャンルだけど、2はホラーでもスリラーでもないトラウマ植え付け映画っていう唯一無二のジャンルになってる。
10点満点中/7点
皆さん、ホラー映画『スマイル2』はもうご覧になりましたか?
前作のスマイルがかなり面白かったので、スマイル2も公開日にAmazon primeで500円課金して、早速鑑賞してみました。
結論から言うと、良かった点もあれば、残念だった点もあり、なんとも複雑な気持ちになる作品でした。
この記事では、ネタバレなしで、良かった点、残念だった点をそれぞれ解説していきたいと思います。
良かった点
まずは、良かった点からお話していきます。
ナオミ・スコットの演技が素晴らしい
本作の主人公、スカイ・ライリーを演じたナオミ・スコットの演技が素晴らしかったです。
世界的ポップスターの華やかさ、そして笑顔の呪いに蝕まれていく恐怖を見事に演じきっていました。
特に、笑顔が引きつっていく表情は、見ているこちらもゾクッとするほどでした。
前作を超える恐怖演出
本作は、前作以上に恐怖演出がパワーアップしていました。
不気味な笑顔のバリエーションが増え、いつ、どこで現れるか分からない恐怖に、終始ドキドキさせられました。
音響効果も素晴らしく、映画館で観たらさらに怖かっただろうなと思いました。
ショウビズ界の闇を描いたストーリー
本作は、単なるホラー映画ではなく、ショウビズ界の闇を描いたストーリーも魅力的でした。
名声やプレッシャーに押しつぶされそうになるスカイの姿は、現代社会を生きる私たちの姿と重なる部分もあり、考えさせられました。
残念だった点
次に、残念だった点をお話していきます。
前作ほどの斬新さはなかった
前作は、笑顔という斬新なモチーフで、ホラー映画界に衝撃を与えました。
しかし、本作は前作の焼き直しのような印象を受け、斬新さは感じられませんでした。
もちろん、面白かったのですが、前作ほどの衝撃はなかったというのが正直な感想です。
ストーリーに詰め込みすぎた感がある
本作は、ショービジネス界の闇、過去のトラウマ、そして笑顔の呪いと、様々な要素が詰め込まれていました。
そのため、それぞれの要素が十分に掘り下げられておらず、消化不良気味に感じました。
もう少しストーリーを絞って、それぞれの要素を丁寧に描いてほしかったです。
アマプラ課金でしか見れない
これは作品のせいではないのですが、アマプラで500円課金しないと見れないのは残念でした。
話題作なので、もっと多くの人に見てほしかったなと思います。
映画『SMILE2』、ご覧になったでしょうか。
前作を凌駕する露悪的なエンターテインメントに、衝撃を受けた方も多いかもしれません。
特にラストシーンは、強烈な印象を残しました。
今回は、そのラストシーンを中心に、本作のテーマを考察していきたいと思います。
オープニングとラストの対比
物語は、前作の呪いを引き継いだジョエルが、新たな犠牲者を探す場面から始まります。
彼は犯罪者を殺害することで呪いを移そうとしますが、偶然居合わせたルイスに呪いが感染。
そして、主人公のスカイもまた、ルイスから呪いを受け継ぎ、ステージ上で観客を巻き込み自ら命を絶ちます。
このオープニングとラストの対比は、本作のテーマである「呪いの連鎖」を視覚的に示している。
ジョエルの行動は、スカイの行動へと繋がり、さらに大勢の観客へと連鎖していく。
この容赦ない展開は、恐怖と同時に、人間の業のようなものを感じさせるようでした。
「呪い」とは何か?
本作では、「呪い」の正体は明確にされません。
しかし、ジョエルやスカイの行動から、「呪い」が他者への「感染」によって拡散することが予想出来る。
また、スカイが幻覚の中で試みた「蘇生」による呪いの解除は、失敗に終わります。
これらの要素は、「呪い」が単なる超自然的な現象ではなく、人間の心理や社会に根ざしたものであることを示唆しているのではないでしょうか?
例えば、「呪い」は、現代社会における情報拡散のメタファーとして解釈できます。
SNSなどで拡散される悪質な情報やフェイクニュースは、人々の心を蝕み、社会を混乱に陥れる可能性を秘めている。
本作は、まさにそのような存在として描かれているのではないでしょうか?
ラストシーンの意味
ラストシーンで、スカイは観客の前で自ら命を絶ちます。
この行為は、彼女自身の絶望と同時に、観客への「呪いの拡散」を意味します。
つまり、スカイは自らの死によって、観客を「呪い」の連鎖に巻き込んだのです。
このラストシーンは、観客に「自分もまた、呪いの連鎖に巻き込まれる可能性がある」という恐怖を植え付けます。
そして、人間の心の闇や社会の病理を、改めて考えさせられるのではないか?
『SMILE2』が問いかけるもの
『SMILE2』は、ゴシックホラーの系譜に連なる作品でありながら、現代社会の不安や恐怖を反映した作品でもあります。
本作を通して、人間の心の闇や社会の病理を垣間見ることができるはず。
そして、この「呪いの連鎖」は、現実社会でも起こりうるのではないか?
そんな問いを、私たちに投げかけているのかもしれません。
はい、今日のネタバレ感想はここまで!皆さん、いかがでしたでしょうか?ぜひ、皆さんの感想もコメント欄で教えてくださいね!
映画『SMILE2』おわり
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面白かった… エイリアンとエイリアン2みたいな印象。 2作目スゲーな〜。
コメントありがとうございます!めっちゃいい表現ですね👍✨エイリアンも密室的なホラーからアクション要素が多く取り入れられてスリル満載になりましたもんねー!