あのおぞましくも愛おしい少女が、ついに帰ってくる…!
世界的な大ヒットを記録したNetflixシリーズ『ウェンズデー』が、待望のシーズン2となって、僕らの元に舞い戻る。
こんにちは!
ティム・バートンとゴシックな世界観を愛してやまない僕、YOSHIKIが、この最新シーズンのヤバさを、【ネタバレなし】と【ネタバレあり】に分けて、徹底的に語り尽くします!
さあ、ネヴァーモア学園に渦巻く、新たな悪夢へようこそ。
まずはサクッと基本情報から。
これだけ押さえておけばOK!
シーズン2はパート1とパート2の分割配信!
これはもう、とんでもないクリフハンガーが待ってるっていう予感がするよね!
シーズン2における最も重要な変化、それは主演のジェナ・オルテガ自身が、製作総指揮としてクレジットされたこと。
彼女がインタビューで「恋愛要素よりも、もっとホラーでダークな側面に焦点を当てたい」と語っていたのは、ファンの間では有名な話。
その彼女が制作の中枢に関わることで、シーズン2はより成熟した、本格的なゴシックホラーへと舵を切るんだと思う!
制作陣も「よりストレートなホラーシーンがある」と明言している。
これはもう、期待しかない!
シーズン2では、物語の世界観を戦略的に拡張するため、非常に豪華な新キャストが加わった。
ウィームス校長の後任としてネヴァーモア学園にやってくる新校長役に、あのスティーヴ・ブシェミ。
そして、これまで謎に包まれていたアダムス家の祖母役に、ジョアンナ・ラムリー。
さらに、タイラーを治療する精神科医役に、タンディ・ニュートン。
彼らが、このゴシックな世界にどんな新たな波乱を巻き起こすのか。
考えるだけで、ゾクゾクするよね。
シーズン1の謎が学園に潜む外部の脅威だったのに対し、シーズン2の謎は極めてパーソナルで、エモーショナルなものへと変化する。
その中心にあるのは、ウェンズデーが幻視で見てしまう「親友イーニッドの死」だ。
感情を表に出すことを極端に嫌うウェンズデーが、親友を救うために必死になる。
この構図は、シーズン1で僕らの心を掴んだ、ウェンズデーとイーニッドの「正反対な二人の友情」というテーマを、物語の推進力そのものに昇華させている。
単なるルームメイトから始まった二人の関係が、今や物語全体の運命を左右する最大の柱となったんだ。
ネヴァーモア学園を怪物ハイドの脅威から救ったウェンズデー・アダムス。
しかし、彼女を待ち受けていたのは、平穏とは程遠い新学期だった。彼女の目に映ったのは、親友イーニッドが命を落とすという、最悪の未来。
同時に、その幻視はアダムス家に代々伝わる秘密と繋がっていることを示唆していた。母モーティシアが何かを知るそぶりを見せる中、ウェンズデーはイーニッドを救うため、そして一族の呪われた過去を解き明かすため、再びゴシックで危険な謎解きに身を投じることになる…。
いやー、観たよ!
待望のシーズン2、パート1!
まず良かった点から言うと、物語がよりダークで、ホラー要素が強くなったのは、僕としては大歓迎!
シーズン1のミステリーも面白かったけど、こっちの方がよりゴシックで、ウェンズデーらしい世界観だよね。
あと、シーズン1で少し気になっていた恋愛要素がスッキリなくなったのも、英断だと思うなー。
新校長役のスティーヴ・ブシェミさんも、不気味な雰囲気とユーモアが同居してて、この作品にピッタリでした。
でも、正直に言うと、少しだけ「うーん…」と感じた部分もあった。
アダムス・ファミリーの他のメンバーも本格的に絡んでくるんだけど、そのせいで登場人物が多すぎて、少し物語が散らかっている印象を受けた。
そして何より、僕らが大好きだった、ウェンズデーとイーニッドの二人のシーンが、明らかに減っていたのが、ファンとしては一番寂しかったポイントかもしれない…。
物語は、ウェンズデーが夏休みの間に連続殺人鬼を捕まえるという、相変わらずの幕開け(笑)。
しかし、ネヴァーモア学園に戻った彼女を待っていたのは、「今も見てるよ」というメッセージを添えた、隠し撮り写真だった。
そして、彼女を最大の恐怖に突き落とす出来事が起きる。
親友イーニッドに触れた瞬間、イーニッドが死んでしまうという最悪の未来を幻視し、黒い血を流して倒れてしまう。
イーニッドを救う鍵が、アダムス家にあると確信したウェンズデー。
母モーティシアからは、かつてウェンズデーと同じ能力を持っていた叔母オフィーリアが、能力によって正気を失い、20年間行方不明であることを聞かされる。
一方、弟のパグズリーは、学園に埋められていた伝説の生徒・スラープを、電気ショックでゾンビとして蘇らせてしまう。
スラープは人間の脳を食べることで知能を再生させ、キャンプ場で大暴れする。
鳥に眼球を抉られて殺される陰惨な連続殺人事件。
その調査を進めるウェンズデーは、ウィローヒル精神病院に隠された巨大な地下施設で、「L.O.I.S.」という恐るべき人体実験プロジェクトの存在を突き止める。
それは、死んだことにされた「のけ者」たちを生きたまま監禁し、彼らの持つ特殊能力を抽出し、ノーミー(普通人間)に移植するための実験だった。
一連の事件の犯人、鳥を操る能力者「エイビアン」の正体は、ウィローヒル精神病院の精神科医長フェアバーン医師の秘書、ジュディ。
彼女は計画の創設者の娘であり、現在の責任者だった。
ジュディが正体を明かした時、施設内はパニックに。
この混乱に乗じて、シーズン1の黒幕ソーンヒル(ローレル・ゲイツ)が、拘束されていたタイラー・ガルピンを解放する。
しかし、解放されたタイラーは、主人であるはずのソーンヒルに牙を剥き、ためらうことなく殺害。
その後、ウェンズデーの前にも立ちはだかるが、彼女を窓の外へ放り投げて重傷を負わせ、闇へと消えていった。
パート1は、血を流し意識を失ったウェンズデーの姿を映し出し、「私はすべてをこじらせたのかも。もっと、ずっと悪く」という彼女のモノローグで幕を閉じる。
これ以上ないほどの絶望的なクリフハンガーで終幕でした。
パート1のラスト、ウィローヒルの混乱の中、ウェンズデーが一人の女性患者を助け出したのを覚えている?
この名もなき女性こそが、シーズン2の物語を根底から揺るがす、最重要人物だと僕は確信。
彼女の正体、それは、モーティシアが語っていた、ウェンズデーの叔母さん「オフィーリア・フランプ」なんじゃないかなと思う。
昔、ウェンズデーと同じ能力を持っていたけど、その力に呑まれて狂気に陥り、20年間行方不明になっているっていう、あの叔母さんです。
普段は他人に一切の関心を示さないウェンズデーが、この女性だけは無意識に助けようとした。
これは単なる同情じゃない。
きっと、血の繋がりや、同じ能力者としての魂の共鳴があったんだと思う。
シーズン2のパート1で、一番驚かされたキャラクターの変化は、間違いなくタイラーだった。
主人だったソーンヒルを殺し、ウェンズデーには重傷は負わせたが、殺さずに逃亡した。
彼の行動は、彼がもはや誰かの操り人形じゃなく、自分の意志で動く「予測不能な第三勢力」になったことを示している?
僕が思うに、彼はパート2でウェンズデーにとっての「必要悪」、つまり、危険だけど、ある目的のためには利用せざるを得ないジョーカーのような存在になるんじゃないかな?
イーニッドを守るために、ウェンズデーは自ら「悪魔との取引」に臨むことになるのかもしれない。
シーズン2で、実は一番ヤバい伏線が、弟パクズリーの新しい能力かもしれない。
フェスターおじさんと同じ、電気を発生させる能力に目覚めて、死んだクモを蘇らせてみせた、あのシーン。
これがただのギャグだと思う?。
これは、物語の最大の悲劇を覆すための、最高の「切り札」になる可能性があると思った。
僕の予想では、パート2のクライマックスで、ウェンズデーの努力もむなしく、幻視は現実になる。
つまり、イーニッドは一度、本当に死んでしまう。
しかし、絶望の淵で、パクズリーが駆けつける。
そして、彼の電気ショックが、止まったイーニッドの心臓を再び動かす。
こんな展開があったら面白いけど、考えすぎかな?
シーズン1の敵は、学園に「潜んでいた」。
でも、シーズン2の敵は、もっと大きな存在かもしれない。
僕が注目しているのは、新校長のバリー・ドルト。
彼の「のけ者の誇り」という言葉とは裏腹に、その行動は怪しい点だらけに感じた。
彼の真の目的は、学校の再建なんかじゃなくて、彼は、L.O.I.S.計画の背後にいた巨大組織の一員で、ネヴァーモア学園そのものを、次世代の「実験場」に変えようとしているんじゃない?
ウェンズデーが守るべき場所は、今や最大の脅威が潜む巣窟と化しているのかもしれない…。
A: はい、シーズン1の主要キャラクターだったゼイヴィア・ソープ(演:パーシー・ハインズ・ホワイト)は、シーズン2には登場しません。
Netflixからの公式な発表はありませんが、海外メディアでは、彼に関するネット上の告発が原因で、制作陣が脚本を変更し、彼のキャラクターを登場させないことを決定したと広く報じられています。
シーズン2で恋愛要素がなくなったのは、この影響も大きいと考えられます。
A: シーズン1でウェンズデーを苦しめた怪物「ハイド」の正体は、彼女が心を許しかけた好青年、タイラー・ガルピン(演:ハンター・ドゥーハン)でした。
彼はシーズン2でも、物語の重要な鍵を握る人物として再登場します。
A: ご安心ください。Netflixシリーズ『ウェンズデー』の主要キャストで亡くなった方はいません。
このニュースは、1960年代のオリジナルドラマ版で、初代ウェンズデーを演じたリサ・ローリングさんが2023年に亡くなられたことを指していると思われます。
パート1は、完璧じゃなかったかもしれません。
正直、イーニッドとのシーンが少ないことには僕もヤキモキしましたし、物語が散らかりすぎていると感じる瞬間もありました。
でも…それでも、僕は断言します。
パート2を待つ価値は、絶対にあると。
なぜなら、この4話は数々の欠点を含めてもなお、僕らが愛した『ウェンズデー』の魂…
そのゴシックで、ひねくれてて、最高にクールな魅力を全く失っていないからです。
欠点はある。
でも、それ以上に「多くの可能性」がここには秘められている。
このパート1は、これから起こるであろう、とんでもないクライマックスへの壮大な序曲なんだと信じています。
さあ、9月3日のパート2配信まで、このもどかしい気持ちを胸に楽しみに妄想考察をして楽しんでいきたいと思います。