もし、銃のないはずのこの国に、ある日突然、全ての国民が銃を手にしたら…?
2025年夏、Netflixが、僕らの日常のすぐ隣にある恐怖をえぐり出す、とんでもない「問題作」を投下する。
その名も、『トリガー』。

こんにちは!
韓国スリラーに目がない僕、YOSHIKIが、この最新作のヤバさを、【ネタバレなし】と【ネタバレあり】に分けて、徹底的に語り尽くします!
さあ、この壮大な社会実験の目撃者になる覚悟はいいか?
- 🎬 Netflixドラマ『トリガー』基本情報!
- 🔥Netflixドラマ『トリガー』【ネタバレなし】視聴前に知っておきたい!本作がヤバい3つの理由!
- 👥 Netflixドラマ『トリガー』キャストとあらすじ!
- 🤔 Netflixドラマ『トリガー』【ネタバレなし感想】速攻レビュー&評価!
- 😱 Netflixドラマ『トリガー』【ネタバレ全開】物語のラスト結末と、登場人物たちが下した決断!
- ✍️ Netflixドラマ『トリガー』【深掘り考察】この物語が伝えたかったこととは?(ネタバレあり)
- ✨Netflixドラマ『トリガー』続編は?リミテッドシリーズの壁と、それでも抱く期待!
- 【Q&A】Netflixドラマ『トリガー』に関する、よくある質問
- 📝 Netflixドラマ『トリガー』まとめ:傑作になり損ねた、忘れ難い「問題作」!
🎬 Netflixドラマ『トリガー』基本情報!

まずはサクッと基本情報から。
これだけ押さえておけばOK!
監督が、あの傑作スリラー『ミッドナイト』のクォン・オスンってだけで、もう期待しかない!
🔥Netflixドラマ『トリガー』【ネタバレなし】視聴前に知っておきたい!本作がヤバい3つの理由!

監督の前作『ミッドナイト』、そして予告編で火花を散らす主演二人。
配信前の情報だけでも、僕が「これはヤバい!」と確信するに至った3つのポイントを紹介するぜ!
① 設定がヤバい!「銃器清浄国」で起こる、恐ろしい社会実験
このドラマ最大の魅力は、なんといってもこの根幹をなす設定!
「もし、銃社会ではなかった韓国に、出所不明の銃が蔓延したら?」 この、恐ろしくも刺激的な「if」が、物語の全てを駆動させる。
予告編の「ヘル朝鮮に銃がないのが、唯一の救いだったのに」っていうセリフ、ゾクっとしなかった?
宅配便で無差別に届けられる銃。
誰もが簡単に「引き金」を引ける世界で、社会秩序や人間の理性は、いかにして崩壊していくのか。
これは単なるフィクションじゃない。
僕らの現実と地続きの恐怖を描いた、壮大な社会実験的な作品になっていると思う。
② 俳優がヤバい!キム・ナムギル vs キム・ヨングァン、魂の激突!
この物語を牽引するのが、韓国を代表する二人の演技派俳優、キム・ナムギルとキム・ヨングァンの激突だ。
●キム・ナムギルが演じるのは、元スナイパーの経歴を持つ、正義感の強い警察官イ・ド。
彼の苦悩を抱えながらも信念を貫く姿は、間違いなく物語の道徳的な支柱になるはず。
●対するキム・ヨングァンが演じるのは、武器ブローカー世界の中心人物とされるムン・ベク。
善か悪か、敵か味方か、その正体は完全な謎。
彼がどんな顔を見せるのか、全く予想がつかない!
この対照的な二人の男の緊張感に満ちた関係性が、物語を予測不能な方向へと導いていく。
③ 監督がヤバい!極限のサスペンスを、もう一度
メガホンを取るのは、映画『ミッドナイト』で世界中のスリラーファンを唸らせた、あのクォン・オスン監督!
『ミッドナイト』でも、音のない世界で増幅される恐怖と、周囲の無関心が生む絶望感をリアルに描き出して、とんでもない傑作を生み出したよね。
彼の演出なら、『トリガー』も単なるドンパチで終わるはずがない。
「人は誰でも心の中に、引き金を一つずつ持っている」というテーマが示すように、ごく普通の人々が銃を手にした時、その心の「引き金」が引かれる瞬間の心理的なサスペンスに、僕らは震えることになるだろう。
👥 Netflixドラマ『トリガー』キャストとあらすじ!
【追う者】元軍人でスナイパーとしての過去を持つ、正義感あふれる警察官。
【謎の鍵を握る者】武器取引の世界で暗躍する謎多き人物。
敵か、味方か…?
Netflixドラマ『トリガー』【ネタバレなし あらすじ】
銃の脅威とは無縁だった“銃器清浄国”韓国。
しかしある日、その平和は静かに、そして唐突に破られる。
出所不明の銃器が、まるで普通の荷物のように宅配便で全国各地に届けられ始めたのだ。「全国民が銃を手に入れると、韓国はどうなるのか。知りたいよな?」
謎の人物の挑発的な問いを合図に、銃を手にした人々による事件が頻発。
社会は急速に混乱と不信に陥っていく。
元スナイパーの刑事イ・ドは、この未曾有の事態を止めるべく、銃の出所を追跡する。その捜査線上に浮かび上がったのは、武器取引の中心にいるとされる謎の男、ムン・ベクだった。
なぜ銃はばら撒かれたのか?
ムン・ベクの目的とは何か?二人の男の運命が交錯する時、韓国社会のタブーが、轟音と共に撃ち抜かれる。
🤔 Netflixドラマ『トリガー』【ネタバレなし感想】速攻レビュー&評価!
全体総評:傑作の前半、残念な後半…。それでも観る価値がある理由
いやー、このドラマ、とんでもない傑作が生まれる瞬間に立ち会ってるんじゃないかって、中盤までは本気で思ってたんですよね。
「銃のない国に、銃が蔓延する」っていう設定は天才的ですし、それによって社会が壊れていく様は、恐ろしいほどリアルでした。
でも、正直に言ってしまうと、後半の展開は残念だったと言わざるを得ません。
物語が少しずつ失速していくのを感じて…。
観終わった今、僕の心の中には「前半は最高だった!」っていう興奮と、「どうしてこうなったんだ…」っていう、戸惑いが同居しています。
特に、物語の根幹をなす謎の答えを提示すべき悪役のキャラクター造形が、少し弱かったように感じました。
じゃあ、このドラマは観る価値がないのか?
いや、それでも僕は「観るべきだ」と言いたい。
なぜなら、このドラマの本当の恐ろしさは、物語の出来不出来を超えたところにあるのかもしれないからです。
観ていて、何度も日本のことを考えました。
僕らの国も、銃のない世界。
もし、日本に同じように銃が流入したら…?
きっと、同じような悲劇が起きるんじゃないかって、本気で怖くなったんです。
銃があるから、良くない。
でも、銃を持つ人がいるから、抑止力として自分も持たざるを得なくなる。
そんな負の連鎖。
アメリカの銃社会で暮らすって、こういう恐怖と隣り合わせなのかなって感じました。
ちょっとしたことで怒りの「トリガー」が引かれ、他の解決策があったはずなのに、銃に頼ってしまう。
このドラマが描いたのは、韓国だけの物語じゃない。
僕ら自身の社会が抱える、脆さの物語なんだと、そう感じました。
この骨太なテーマと、それを支える俳優陣の熱演。
これがある限り、たとえプロットに多少の瑕疵があったとしても、このドラマが持つ価値は少しも損なわれない。
僕はそう確信していますよ。
Netflixドラマ『トリガー』各項目別10点満点評価とレビュー
😱 Netflixドラマ『トリガー』【ネタバレ全開】物語のラスト結末と、登場人物たちが下した決断!
破滅への引き金:チョ班長の死
物語の最終盤、イ・ドの育ての親であるチョ班長は、不動産詐欺によって娘が命を絶ったことに絶望し、詐欺師たちへの復讐を試みます。
現場に駆けつけたイ・ドの説得によって一度は銃を下ろしますが、その様子を監視していたムン・ベクが二人を銃撃。
数日後、病院で目覚めたイ・ドに、チョ班長の死が告げられました。
最後の舞台:広場での銃器解放
チョ班長の死後、ムン・ベクの計画は最終段階へ移行します。
「銃器自由化」を求める集会が開かれていた広場に、彼は銃賛成派と反対派の市民を集結させました。
チョ班長の葬儀を終えたイ・ドが広場に到着すると、ムン・ベクは巨大なトラックの荷台から大量の銃器を解放。
「好きに持っていけ」と煽り、広場は市民が銃を奪い合う無法地帯と化しました。
一発の銃声と、イ・ドの選択
広場が混乱に陥る中、イ・ドはムン・ベクを追い詰めます。
ムン・ベクは、イ・ドに引き金を引かせ、混沌を完成させようと挑発します。
その時、煙の中で一発の銃声が響き渡り、ムン・ベクは胸を撃たれて倒れます。
誰が撃ったのかは不明でした。
しかし、その銃声を合図に、武装した群衆は互いに銃撃を開始し、広場は殺戮の場と化しました。
その地獄絵図の中、イ・ドは銃を持つ一人の少年を発見。
次の瞬間、彼は自らの銃を地面に投げ捨て、銃弾が飛び交う中を駆け抜け、恐怖に震える少年を力強く抱きしめました。
事件後の世界:残された希望と、終わらない脅威
イ・ドのこの行動を撮影した映像が拡散され、それは社会の緊張を和らげる平和の象徴となり、多くの人々が自発的に銃を警察に引き渡すきっかけとなります。
しかし、この乱射事件による死傷者は70名にのぼり、イ・ドの行動を報じた記者は暗殺されました。
物語の最後、英語を話す謎の組織「IRU」のメンバーが、今回の事件を意に介さず、次の「ビジネス」について語る場面で、物語は幕を閉じます。
✍️ Netflixドラマ『トリガー』【深掘り考察】この物語が伝えたかったこととは?(ネタバレあり)
深掘り考察①:ムン・ベクは「悪」だったのか?――末期癌の男が仕掛けた、最後の社会実験
このドラマを観て、多くの人が一番戸惑ったのが、ムン・ベクというキャラクターじゃないかな。
僕も正直、途中まで彼の目的が分からなくて、「ただの狂人なのか?」って思ってた。
でも、彼の「全身に癌が転移した末期患者だった」という事実を知ると、全てのピースがハマった。
彼にとって、自分の命なんてもうどうでもよかった。
金や権力にも興味がない。
彼に残されていたのは、「人間はしょせん、暴力と混沌を愛する獣だ」という、自分自身の歪んだ哲学だけ。
そして、彼は自分の死ぬ前の最後に、その哲学が正しいことを全世界に証明しようとしたんだと思う。
だから、彼の行動には一貫して、個人的な欲望が見えない。
彼がやっていたのは、壮大な社会実験。
そして、イ・ドに執着したのも、「正義を信じる最後の善人」であるイ・ドに引き金を引かせることこそが、彼の実験の成功を意味したからなんだよね。
そう考えると、ムン・ベクは単なる悪役じゃない。
自らの死を悟り、世界全体を巻き込んだ壮大な無理心中を図った、悲劇的で、そして恐ろしく知的な思想家だったと言えるのかもしれないね。
深掘り考察②:「引き金」は銃ではなかった――登場人物たちの”本当のトリガー”
このドラマのタイトル『トリガー』は、巧みなダブルミーニングになっています。
それは銃の引き金であると同時に、人々が暴発するに至った「心の引き金」を指しているんですよね。
そして物語が浮き彫りにするのは、本当のトリガーは銃そのものではない、という事実です。
クォン・オスン監督が語るように、劇中で銃を手にする人々は、皆それぞれが社会の中で何らかの痛みを抱えている「普通の人」。
チョ班長のトリガーは、娘を死に追いやった「社会の不条理」。
看護師ソヒョンのトリガーは、日常的な「職場いじめ」でした。
彼らが抱える絶望、怒り、欲望、悲しみ。
それらが臨界点に達したとき、たまたま目の前に「銃」という単純かつ最終的な解決策が現れた。
銃は、彼らの心に既に存在していた暴発願望を、現実の暴力へと変換する装置に過ぎなかったんだなと感じました。
深掘り考察③:なぜイ・ドは銃を捨てたのか?――暴力の連鎖を断ち切る唯一の方法
物語のクライマックスでイ・ドが銃を捨てるシーン。
これこそが、『トリガー』という作品の魂であり、ムン・ベクの哲学に対する、最も完璧なアンサーだったんじゃないかな。
元スナイパーであるイ・ドは、誰よりも銃の恐ろしさを知っている。
ムン・ベクの最終目的は、イ・ドに引き金を引かせることでした。
正義の象徴であるイ・ドが復讐のために銃を使えば、ムン・ベクの「人間はしょせん獣だ」という理論が完成してしまうからです。
しかし、イ・ドはムン・ベクの土俵で戦うことを拒否しました。
銃を捨てるという行為は、暴力による解決を完全に放棄することを意味します。
泣き叫ぶ少年の中に自分自身の過去を見たイ・ドは、自分を苦しめた暴力の連鎖を、自らの手で断ち切ることを選んだんですね。
彼が銃を捨てて少年を抱きしめたあの瞬間、彼はスナイパーではなく、一人の守護者になった。
その無防備な優しさこそが、銃弾の嵐よりも雄弁に、この世界に必要なものは何かを物語っていました。
深掘り考察④:残された最大の謎――ムン・ベクを撃ったのは誰だ?
さて、最大の謎について語りましょう。
結局、あの広場でムン・ベクを撃ったのは誰だったのか?
ドラマは最後までその答えを明かしませんでした。
この問いに、おそらく正解はないんだと思います。
重要なのは、「誰が撃ったか分からなくなる」ほど、暴力が蔓延した世界の恐ろしさ。
考えられる可能性は3つありますよね。
彼は、自らの死を「最初の銃声」とすることで、混沌を完成させる殉教者となったのかもしれません。
彼を操っていた国際的な武器密売組織「IRU」が、用済みとなった彼を消した、という説。
僕が最もこのドラマらしいと感じるのが、この説。
混沌の設計者が、自らが生み出した混沌そのものに飲み込まれる。
これほど皮肉で、テーマに沿った結末はないでしょう。
✨Netflixドラマ『トリガー』続編は?リミテッドシリーズの壁と、それでも抱く期待!
さて、続編の可能性についてだけど、ここは少し冷静に話さないといけないかもしれないね。
というのも、この『トリガー』は、基本的には「リミテッドシリーズ(物語が1シーズンで完結する作品)」として作られている。
物語は、イ・ド個人の物語としては一つの区切りを迎えた。
彼が戦った「悪」の根源である、武器密売組織「IRU」の存在は示唆されたけど、これは続編への明確な布石というよりは、「この世界の闇は、そう簡単にはなくならない」という、物語の余韻を残すための装置だったのかもしれない。
だから、直接的なシーズン2が制作される可能性は、正直、低いと思う。
でも…!
それでも期待せずにはいられないのが、ファンの性ってものじゃないか?(笑)
韓国での事件をきっかけに「非暴力の象徴」となったイ・ドが、この巨大な国際的陰謀に、全く違う形で巻き込まれていくスピンオフとか…。
妄想は尽きない!
この重厚なテーマは、1シーズンで終わらせるにはあまりにも惜しい。
形は違えど、この魂を受け継ぐ物語が、いつか観られることを、僕は心から期待している。
【Q&A】Netflixドラマ『トリガー』に関する、よくある質問
Q: 主なキャスト(登場人物)と相関図は?
A: 主人公は、元スナイパーの警察官イ・ド(演:キム・ナムギル)と、彼が追う謎の武器ブローカー、ムン・ベク(演:キム・ヨングァン)です。
正義を信じるイ・ドと、社会の混乱を望むかのようなムン・ベク。
この二人の対立と、時に協力するような複雑な関係性が物語の軸となります。
Q: 日本語吹き替えの声優は誰ですか?
A: 主な日本語吹き替えキャストは以下の通りです。
- イ・ド役(キム・ナムギル):津田健次郎さん
- ムン・ベク役(キム・ヨングァン):櫻井孝宏さん
実力派声優陣による、緊張感あふれる演技も本作の大きな魅力です。
Q: シーズン2の可能性はありますか?
A: 本作は1シーズンで完結する「リミテッドシリーズ」として制作されたため、直接的な続編の可能性は低いと見られています。
しかし、ラストに登場した謎の国際組織「IRU」を巡る、スピンオフや全く新しい物語が作られる可能性は残されています。
Q: 全何話ですか?
A: 全10話構成となっています。
Q: ウ・ジヒョンは、どんな役で出演していますか?
A: ウ・ジヒョンさんは、主人公イ・ドの警察の後輩刑事として、物語の鍵を握る重要な役どころで出演しています。
📝 Netflixドラマ『トリガー』まとめ:傑作になり損ねた、忘れ難い「問題作」!
さて、長々と語ってきましたが、最後に総括しましょう。
僕がこの記事の前半(ネタバレなし感想)で書いた「傑作の前半、残念な後半」という評価。
今、改めて物語全体を振り返ると、少し見方が変わってきました。
確かに、後半はサスペンスフルな追跡劇としての勢いを失い、物語が失速したように感じたのは事実です。
でも、それはこのドラマが、単なるスリラーから、より深く、重い「寓話」へと姿を変えていったからなのかもしれない。
プロットの面白さよりも、テーマを突き詰めることを選んだ。
だからこそ、一部の視聴者には「物足りない」と感じられたんでしょうね。
しかし、その選択があったからこそ、僕たちはあの衝撃的で、胸を打つラストシーンにたどり着けた。
暴力の連鎖を断ち切る、あの無防備な抱擁に。
『トリガー』は、完璧な傑作ではないかもしれません。
でも、間違いなく僕らの心に、重たい「問い」を突きつけてくる、忘れられない「問題作」です。
このドラマが描いたのは、遠い国の物語じゃない。
僕ら自身の社会が抱える脆さと、その中でどう生きるべきかという、普遍的なテーマなんだと感じました。
この骨太なテーマと、俳優陣の魂の演技。
それがある限り、このドラマが持つ価値は、決して損なわれることはない。
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