この物語に、ヒーローはいない。
いるのは、富と裏切りに魅せられた「ならず者」だけ。
2025年夏、ディズニープラスがとんでもない韓国ドラマを投下する。
その名も『パイン ならず者たち』。
「また韓国ドラマでしょ?」なんて思ったやつ、ちょっと待った。
この作品、キャストと制作陣の名前を見ただけで、面白さが確定してるドリームチームだと思わない?。

この記事では、そんな『パイン』の魅力を徹底的に解剖していく。
まだ観てない人も、もう観た人も楽しめるように、ネタバレあり・なしはハッキリ分けて解説するから、安心してついてきてくれ!
- 🎬Disney+『パイン ならず者たち』作品概要と基本情報!
- 🎬Disney+『パイン ならず者たち』視聴前の注目ポイントと見どころ【ネタバレなし】
- 🎬Disney+『パイン ならず者たち』見る前に知っておきたい3つの魅力!
- 🎬Disney+『パイン ならず者たち』ストーリーを彩る主要キャストと相関図!
- 🎬Disney+『パイン ならず者たち』ネタバレなしあらすじ!
- 🎬Disney+『パイン ならず者たち』 ネタバレなし感想と個人的評価【1~3話時点】
- 🎬Disney+『パイン ならず者たち』【ネタバレあり】第1話~第3話あらすじ解説!
- 🎬Disney+『パイン ならず者たち』【ネタバレあり】第4話~第9話あらすじ解説!
- 🎬Disney+『パイン ならず者たち』【ネタバレあり】第10話~第11話あらすじ解説&ネタバレあり感想!
- 🎬Disney+『パイン ならず者たち』まとめ:ながら見くらいが、ちょうどいい
🎬Disney+『パイン ならず者たち』作品概要と基本情報!
『パイン ならず者たち』基本情報
公式予告編

まずはこの予告編を観て、ヤバい世界の雰囲気を味わってくれ!
🎬Disney+『パイン ならず者たち』視聴前の注目ポイントと見どころ【ネタバレなし】
『パイン ならず者たち』はこんな人におすすめ!
🎬Disney+『パイン ならず者たち』見る前に知っておきたい3つの魅力!
① 豪華じゃなく「最強」の制作陣・キャスト
監督は『犯罪都市』のカン・ユンソン、原作は『ミセン-未生-』のユン・テホ。
この二人が組む時点で面白くないワケがない!
リュ・スンリョンを筆頭にした主演キャスト陣も、韓国エンタメ界のオールスターだ。
この「勝利確定」の布陣こそ、最大の魅力だと言える。
② 主人公サイドも「全員悪党」
正義のヒーローは一人もいない。
誰もが私欲のために動き、平気で他人を裏切る。
この“ピカレスク・ロマン”という設定が、ありきたりな勧善懲悪モノとは一線を画すんだ。
ちなみに「ピカレスク・ロマン」ってのは、ヒーローじゃなくて悪党やならず者が主人公の物語のこと。
だからこそ、誰に感情移入していいか分からないハラハラ感と、悪党たちの駆け引きがたまらなく面白いんだよねー。
最後に誰が生き残るのか、まったく予想がつかないスリルがここにある。
③ 欲望渦巻く「1970年代」という舞台
舞台は「金こそすべて」という価値観が蔓延していた1970年代の韓国。
法やモラルが意味をなさなかった時代の空気感が、ならず者たちの強欲な行動に強烈なリアリティと説得力を与えている。
単なる背景ではなく、物語の根幹をなす重要な要素だぞ。
🎬Disney+『パイン ならず者たち』ストーリーを彩る主要キャストと相関図!
🎬Disney+『パイン ならず者たち』ネタバレなしあらすじ!
『パイン ならず者たち』ネタバレなしあらすじ
1970年代の韓国。
田舎町で憂鬱な日々を送る青年オ・ヒドンの耳に、「海の底に沈んだ莫大な財宝」の噂が飛び込んでくる。
叔父のオ・グァンソクにそそのかされ、一攫千金を夢見て危険な宝探しに足を踏み入れるヒドン。
しかし、その財宝を狙うのは彼らだけではなかった。
全国から集まった腕利きのならず者たちが、それぞれの思惑を胸に暗躍を始める。果たして、この命懸けの争奪戦の先に彼らを待つものとは…?
🎬Disney+『パイン ならず者たち』 ネタバレなし感想と個人的評価【1~3話時点】
全体総評:テンポは悪い、だが続きが気になる。知略と欲望が渦巻く、大人のためのクライムサスペンス
序盤3話を観終えた、今の正直な感想を言おう。
「確かにテンポは悪い。でも、なぜか目が離せない…!」
これが、僕が抱いた偽らざる心境です。
物語は、1話で計画が立てられ、2話でそのための資金や人材集め、そして金の分配を巡る駆け引きが描かれる。
そして3話で、その計画に大きな問題が発生する…。
正直、展開はかなりスロー。
人によっては、ここで脱落してしまうかもしれない。
それに、登場人物たちも、今のところ「すごみ」を感じる大物というよりは、どこか「チンピラ感」が拭えない。
本当にこいつらで、一世一代の大仕事なんてできるのか?と、少し不安になるくらい(笑)。
でも、その中で一人だけ、明らかに異質な存在がいる。
それが、叔父のオ・グァンソク(リュ・スンリョン)です。
彼は、腕っぷしの強さだけじゃなく、知恵と経験に裏打ちされた「知略」で、この困難な状況を乗り切ろうとしている。
彼だけは、他のチンピラたちとは違う、底知れない凄みを感じさせる。
このスローな展開の中で、確かに見入ってしまう何かがあったし、彼がこの先どう立ち回るのか、そして裏切りと欲望の渦がどうなっていくのか、続きが気になっている。
派手さはないが、じっくりと傑作の予感を味わいたい、大人のためのクライム・ノワール。
それが、このドラマの第一印象ですね。
『パイン ならず者たち』各項目別10点満点評価とレビュー(序盤3話時点)
🎬Disney+『パイン ならず者たち』【ネタバレあり】第1話~第3話あらすじ解説!
発端:刑務所で生まれた、危険な計画
物語は、詐欺や泥棒で生計を立てる叔父グァンソクと、そんな彼を慕う甥のヒドンが、逮捕され刑務所に収監されるところから始まります。
そこで二人は、骨董商のソン社長と出会います。
出所後、ソン社長は二人に「新安沖の海底に眠る、莫大な価値を持つ陶磁器」を引き揚げる、危険な一攫千金の計画を持ちかけるのです。
集結する、信用できない「ならず者」たち
計画の資金源として、二人は財閥「興白産業」のチョン会長に接触。
しかし、そこで実質的な権力を握っていたのは、若く野心的な妻ヤン・ジョンスク(イム・スジョン)でした。
彼女は計画を承認する一方、腹心のジョンチュル(キム・ソンオ)を監視役として送り込み、グァンソクたちを牽制します。
時を同じくして、宝の噂を聞きつけた者たちが、港町の木浦(モッポ)に集結します。
地元の暴力組織を率いるチャン・ボルグ(チョン・ユンホ)の一味や、狡猾な骨董品専門家「キム教授」といったライバルたちです。
こうして、「①グァンソクのチーム」「②ジョンスクの監視役」「③ボルグ一味」「④キム教授」という、互いに全く信用できない4つの勢力が睨み合う、一触即発の状況が生まれました。
甥を差し出す、非情の駆け引き
財宝の引き揚げが始まろうとした矢先、ジョンスクが「買い取り額に厳しい制限をかける(500万ウォン)」と言い出し、計画は頓挫の危機に。
それでは、計画の資金だけで赤字となり、儲けが出ないと窮地に陥ったグァンソクは、甥のヒドンに陶磁器を持たせ、「贈り物だ」とジョンスクの元へ向かわせます。
一度は陶磁器を叩き割られ、追い返されるヒドン。
しかし、ジョンスクは、本当の「贈り物」がヒドン自身であることに気づいていました。
彼女はヒドンと大人の関係を持つことを条件に、買い取り額の増額を検討することを約束します。
クリフハンガー:海上の対峙
ヒドンが自らの身を犠牲にしている頃、グァンソクは衝撃の事実を目撃します。
骨董品の専門家であるはずのキム教授が、あろうことか、ただの地元のチンピラボルグ一味と一緒にいるところです。
彼らが裏で手を組んでいることを確信するグァンソク。
先を越されまいと、財宝が沈む地点を探るために海へ出ますが、その海上で、同じく地点を探りに来たキム教授とボルグらと鉢合わせてしまう。
一触即発の睨み合いの中、第3話は幕を閉じます。
🎬Disney+『パイン ならず者たち』【ネタバレあり】第4話~第9話あらすじ解説!
第一章:不信の同盟と、最初の血
オ・グァンソク(リュ・スンリョン)一派とキム教授率いるライバル一派は、海上で対峙した後、宝探しのために一時的な同盟を結ぶ。
そして、海底から数点の青磁を発見し、財宝が実在することを証明した。
その頃、グァンソクは資金主であるチョン会長から、妻ジョンスクの運転手イム・ジョンチュルの殺害を依頼されており、その計画をファン船長に持ちかけていた。
時を同じくして、潜水中のチンピラ、チャン・ボルグ(チョン・ユンホ)が、空気ホースに偶然穴が開いていたことが原因で意識が朦朧となる事故に見舞われる。
グァンソクとファン船長は、口封じと分け前を増やす目的で、ボルグの殺害も決断する。
ファン船長は「病院へ連れていく」と偽り、甥のオ・ヒドン(ヤン・セジョン)に手伝わせてボルグを連れだした。
道中、ファン船長はボルグを海に遺棄しようとし、ヒドンがそれを止めようとする。
錯乱したボルグがヒドンに襲い掛かり、その混乱の末、ファン船長がボルグを溺死させ、遺体を海に放置した。
グァンソクとファン船長、そして意図せず現場に居合わせてしまったヒドンの間では、ボルグは「逃げた」ということにして、彼の死は隠蔽された。
第二章:歴史的発見と、血塗られた口封じ
ボルグの死を隠蔽し、宝探しは続行される。
そんな中、潜水していたオ・ヒドンが、強い海流に流されてしまうアクシデントが発生。
しかし、それは奇跡の始まりだった。
流された先で、彼はついに海底に沈んだ「難破船」と、その中に眠る大量の陶磁器を発見する!
この歴史的な大発見に、一同は歓喜に沸き立つ。
しかし、その直後、第二の惨劇が計画される。
オ・グァンソクとファン船長は、以前から計画していたイム・ジョンチュルの殺害を実行に移す。
二人は、他のメンバーたちを先に帰らせ、現場にはターゲットであり潜水中のジョンチュルと、直前の潜水で大発見を成し遂げたばかりのヒドンだけが残る状況を巧みに作り出した。
他のメンバーが居なくなると、二人は彼の酸素供給を意図的に停止させる。
苦しくなったジョンチュルは、最後の力を振り絞り自力で海上に浮上するが、そこで待ち構えていたグァンソクとファン船長によって、ハンマーで無慈悲に殴打され、殺害された。
休憩中だったヒドンは、その殺害の一部始終を目の前で目撃してしまう。
彼は必死に止めようとするが、その声も虚しく、ジョンチュルは惨殺された。
そして、彼らはこの殺人を偽装する。
ジョンチョルは「船のスクリューに巻き込まれ、海に放り出されて遺体も見つからなかった」という、不慮の事故として処理されたのだった。
第三章:内部崩壊と、最悪の来訪者
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