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『いつかは賢いレジデント生活』徹底解説!【最終話まで深掘り】キャスト・相関図・ネタバレ感想・評価まとめ

Netflix
1分で分かる!
この記事のポイント!
『いつかは賢いレジデント生活』の基本情報が分かる
●Filmarksから読み解く世間の声(肯定的/否定定期意見)が分かる
●『いつかは賢いレジデント生活』のネタバレなし感想&10点満点評価
●ネタバレありあらすじ解説:各エピソードの展開を詳しく解説
ネタバレあり感想&勝手に妄想考察
YOSHIKI
YOSHIKI

この記事では、大人気ドラマ『賢い医師生活』のスピンオフとして注目を集める『いつかは賢いレジデント生活』について、あらゆる角度から徹底解説!
これから観ようか迷っている方は基本情報やネタバレなし感想を参考に、すでに視聴済みの方はネタバレあらすじや考察パートで、さらに深く作品の世界に浸ってみましょー。

『いつかは賢いレジデント生活』基本情報をサクッと解説!

●配信開始日:2025年4月12日
上映時間:約60分✖全12話
ジャンル:医療もの/ヒューマンドラマ
監督:イ・ミンス
役名/キャスト
●オ・イヨン/コ・ユンジョン

●ピョ・ナムギョン/シン・シア
●オム・ジェイル/カン・ユソク
●キム・サビ/ハン・イェジ
●ク・ドウォン/チョン・ジュンウォン

『いつかは賢いレジデント生活』のあらすじ

舞台は、『賢い医師生活』でおなじみのユルジェ病院の分院、「鍾路(チョンノ)ユルジェ病院」。物語の中心は、産婦人科の門を叩いた、個性も背景も異なる4人の1年目レジデントたち。

少子化が進み、産婦人科医の未来が不安視される時代に、あえて厳しい道を選んだ彼ら。
理想とはかけ離れた、慌ただしく予測不能な現実が待ち受ける。
鳴り止まない呼び出し、厳しい指導、そして生命の誕生と喪失に日々向き合い、自身の無力さを痛感しながらも奮闘する。

『賢い医師生活』の心温まる雰囲気やユーモアを受け継ぎつつ、本作がより焦点を当てるのは、完成されたプロではなく、「まだ賢くない」ルーキーたちの、リアルで時に不器用な「成長痛」そのもの。

クリエイターのシン・ウォンホ氏が言うように、誰もが最初から強い使命感を持っているわけではありません
目の前の仕事に必死にもがき、ぶつかり合い、支え合いながら、医師として、人として一歩ずつ成長していく彼らの姿を描いている。

Filmarksユーザーの評価は?『いつかは賢いレジデント生活』

YOSHIKI
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多くのドラマファンが利用するレビューサイト「Filmarks」での評価を中心に、『いつかは賢いレジデント生活』がどのように受け止められているのか見ていきましょう

絶賛の声多数!『いつかは賢いレジデント生活』の魅力!

●『賢い医師生活』の世界観を引き継いでいることへの期待と喜び
●主演コ・ユンジョンをはじめとする若手俳優陣の演技への注目
●リアルな研修医生活の描写と成長物語への共感
●ユーモアと心温まる瞬間のバランス
●オリジナルキャストのカメオ出演への期待
YOSHIKI
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国内外のファンから熱い期待が寄せられ、Filmarksや海外レビューでも第1話の完成度やキャストの演技に好意的な声が多数。
単なる模倣ではない独自の魅力も評価されている様子。

期待外れ?『いつかは賢いレジデント生活』の課題点!

●『賢い医師生活』ほどの温かさや居心地の良さは(まだ)感じられない?
●ストーリー展開が少し遅いと感じる部分も?
●研修医たちの未熟さや知識不足が非現実的に見える?
●一部キャラクターの性格や行動が好感が持てない?
YOSHIKI
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海外レビューでは、前作『賢い医師生活』のような温かさ不足展開の遅さを指摘する声が。
特にレジデントの知識不足描写のリアリティや、一部キャラへの共感の難しさに疑問の声も。
これらは前作との比較や、未熟な成長を描く意図ゆえかもしれません。

『いつかは賢いレジデント生活』ネタバレ無し感想

『いつかは賢いレジデント生活』気になる点数は?

個人的評価:7.5/10点(現段階)

現在配信されている第4話までの感想

第3話、第4話を見て、胸が熱くなったのは、やはりレジデントたちの不器用ながらも確かな成長と、そこに垣間見える優しさでした。
特に印象的だったのは、第4話のサビとイヨンの関係性の変化です。
嫉妬心からイヨンを妨害してしまったサビが、罪悪感に苛まれながらも、最終的にはイヨンに協力する姿。
特に、過去のトラウマから死産児の検査をためらうイヨンを、冷静なサビが支え、共に乗り越えるシーンは、二人の間に芽生えた絆を感じさせ、感動的でした。
また、卵巣がんの可能性を告げられた娘を心配するあまり感情的になる母親に対し、イヨンがただ寄り添い話を聞くことで、母親がイヨンを庇うまでに心を開くエピソードも、言葉だけではないコミュニケーションの大切さを教えてくれました。
そして、そんな後輩たちの失敗や葛藤を、常に温かく、時に厳しく見守り、いざという時には盾となって守るドウォン先生の存在。
彼の深い優しさと責任感は、イヨンだけでなく、私たち視聴者の心にも安心感と感動を与えてくれます。
バラバラだった1年目たちが、初めて一緒に食事をするラストシーンは、彼らの未来への希望を感じさせ、温かい気持ちになりました。

『いつかは賢いレジデント生活』ネタバレあらすじ解説&感想&考察

【警告】ここから先は、ドラマ本編のネタバレを詳細に含みます。未視聴の方は、作品を楽しみたい場合、ここで読むのを中断することをお勧めします。

エピソード1

経済的な問題を抱え、一度は辞めた医師の道に再び戻ることを決意したオ・イヨン(コ・ユンジョン)。
舞台は鍾路ユルジェ病院の産婦人科。
彼女は、自信家ピョ・ナムギョン(シン・シア)、元アイドルという異色の経歴を持つオム・ジェイル(カン・ユソク)、知識は豊富だがコミュニケーションに課題があるキム・サビ(ハン・イェジ)といった個性的な同期たちと共に、レジデントとしての一歩を踏み出す。

しかし、彼らを待っていたのは、指導医ソ・ジョンミン(イ・ボンニョン)からの容赦ない指導と、ミスが許されない過酷な現場でした。
理想とのギャップに早くも心が折れそうになる中、イヨンは病院の廊下で妊婦の緊急出産という予期せぬ出来事に遭遇。
生命誕生の奇跡に感動すると同時に、自身の未熟さを痛感し、涙を流する。
この経験は、彼女の心に変化をもたらした。

一日の終わり、イヨンはエレベーターで先輩レジデントのク・ドウォン(チョン・ジュンウォン)と乗り合わせ、同じ部屋へ帰宅。
実は二人は義理の姉弟(兄妹?)で同居しており、彼女が病院に入れたのも彼のおかげらしい、複雑な関係性が明らかに。

ラストには、『賢い医師生活』にも登場した医師ミョン・ウンウォンが赴任
レジデント名簿でイヨンの名前を見つけ、意味深な表情を浮かべ、彼女の今後に不穏な影を落とす。

エピソード2

第2話は、新人レジデントたちが直面する過酷な勤務状況と、それに伴う精神的な疲弊が描かれて今いました。
絶え間ない呼び出しと疲労、先輩からの厳しい叱責が彼らを襲う。

特に主人公オ・イヨンは、先輩フェローのミョン・ウンウォンから執拗なパワハラを受ける。
業務へのダメ出し、人格否定、策略(その結果、麻酔科医から誤解され叱責される)など、精神的に追い詰められるイヨン。
ウンウォンに強要された自撮り写真を悔しさとともに送り、「もう、やってられない…」とため息を吐き出す。

電話での嫌がらせも続き、ついにイヨンは我慢の限界に達する。
「もう辞める!」と叫び、ウンウォンからの電話を切ると、怒りに任せて病院を飛び出してしまう
他の1年目たちも、それぞれ精神的な限界を迎えていた。

しかし、病院を出た直後、イヨンは産婦人科の緊急事態を知らせる「コードブルー」を耳にする。
「妊婦さんの心停止かも…」と呟き、医師としての使命感からか、無意識のうちに再び病院へと引き返す。

その後、ドウォンに頼まれ妊婦を搬送するイヨン。
救急車の前には『賢い医師生活』のチュ・ミナ(アン・ウンジン)が現れる。
ミナはイヨンの苦労を見抜き、共感を示しつつ、白紙の束を重要書類と見せかけて託すなど、粋でユーモラスな方法で励ましてくれる

その直後、ミナは夫からの電話に愛情深く応じ、「ハニー」と呼びかけながら甘い会話を繰り広げる。
電話の相手がヤン・ソッキョン教授(キム・デミョン)であることは明白で、このやり取りは、前作ファンにとって二人の結婚を確信する決定的な場面となった。

そんな中、4年目の先輩レジデント、ク・ドウォンが、不当な扱いを受けるイヨンたち1年目を守るため、「指導は自分がする。問題は直接自分に言え」と宣言し、後輩たちを庇う頼もしい姿を見せる。

エピソード3~4

物語は、レジデントたちの日常と、それぞれの人間関係が少しずつ変化し始めるところから描かる。

患者との向き合い方に悩み、それぞれの壁にぶつかる様子から始まる。
オム・ジェイルは、他科のレジデントの人気ぶりを見て、自分たちのやり方を見直そうと同僚に提案する。
シニカルな態度のオ・イヨン、元アイドルの経験を活かせずにいるジェイル、知識はあるが実践が伴わないキム・サビ、おしゃれに気を配るチョン・ナムギョンは、それぞれの未熟さと向き合い始める。
特に、主人公オ・イヨンと指導医ク・ドウォンの関係に変化の兆しが見られる。
イヨンは、家族との約束をキャンセルしてドウォンの車に同乗。
車内での一方的な会話や、ドウォンの冗談、そして彼が急ブレーキ時に咄嗟に自分をかばったことで、イヨンの心は大きく揺れる

サビは予期せず妊娠・出産した大学生を担当。
父親に妊娠を隠していたため、出産時に初めて知った父親は激怒し、赤ちゃんの若い父親も頼りない様子を見せる。
サビはこの複雑な家族関係の中で奮闘する。
一方、イヨンは卵巣がんの可能性がある若い女性患者を担当。
落ち着いている患者に対し母親が非常に感情的で、コミュニケーションに苦労する。
また、子宮疾患を持つ別の若い患者への対応では、かえって患者を泣かせてしまうなど、うまくいかない場面もあった。

そんな中、イヨンが密かに病院を辞めようと考えていることが、他のレジデントたちにも知られる。

イヨンが辞めるかもしれない状況にも関わらず、指導熱心な教授ソ・ジョンミンがイヨンに目をかけていることに、同期のキム・サビは不満を募らせる。
そんな中、イヨンは胎児に心臓奇形が見つかった非常に稀なケースの妊婦の主治医を任される。
イヨンはサビに助けを求めますが間接的に拒絶され、さらにジョンミン教授からのアドバイスのメモをサビが捨てるのをイヨンが目撃してしまい、二人の間の溝は深まってしまう
この難症例のコンサルテーションのために、ユルジェ本院から胸部外科長のキム・ジュンワン教授がやってくる

困難な状況の中、残念ながら出産後に赤ちゃんは亡くなってしまう
イヨンは、亡くなった赤ちゃんの皮膚から検査のためのサンプルを採取するという、精神的にも非常に辛い処置を担当することになり、恐怖を感じてドウォンに相談。
ドウォンは「一人でやらず、友人と一緒にやれ」とアドバイスします。

ドウォンの言葉を受け、イヨンは怒りを乗り越え、サビに「一緒にやろう、怖いから」と正直な気持ちを伝えて助けを求める
自分の行動を後悔していたサビは、イヨンの手を取り協力することに
二人は赤ちゃんのために丁寧に死亡宣告をし、静かに別れを告げる。
この辛い経験を通して、二人の間には確かな絆が築かれ始める

この出来事を経て、レジデントたちの関係性にも変化が見られ、これまでどこか距離のあった4人が初めて一緒に食事をするシーンが描かれ第4話は終わる。

第5話からはただあらすじをまとめるだけじゃなく、特に気になったエピソードを抽出し、感想と考察を展開していきたいと思います。

エピソード5

知識 vs. 共感:キム・サビ手術同意の壁に直面!

成績優秀で「スーパーAI」とも呼ばれるキム・サビは、豊富な教科書知識を持つ一方、実践経験、特に患者とのコミュニケーションには課題を抱えるレジデント1年目。
第5話では、その特性が顕著に現れる場面がありました。

手術同意を得る任務で、サビは同期への競争意識にとらわれてしまう
彼女の関心は、患者の不安や状況を理解し寄り添うことよりも、「一番に同意書を取り付ける」という個人的な達成感に向いてしまいました。

その結果、彼女のアプローチは極めて事務的で、共感を欠いたものになる。
マニュアル通りの説明や説得を試みますが、それは患者の心には響かず、むしろ不安を増幅させかねません。
この描写は、サビの学術的な優秀さが、必ずしも臨床現場での対人スキルとイコールではないことを示している。
患者中心であるべき医療において、「勝ちたい」という動機が本来の目的を見失わせる危うさをはらんでいたのです。

このシーンは、単に知識が豊富なだけでは「賢い医師」とは言えない、という本作の重要なテーマを投げかけているように僕には映りました。
患者の感情を理解し、信頼関係を築く能力、すなわち共感力が、医療現場では知識と同じか、それ以上に大切であることを、サビの失敗を通して問いかけている。
彼女がこの経験から何を学び、医師としてどう成長していくのかが、今後の見どころですね!

失敗との向き合い方:オム・ジェイル、ク・ドウォン、そして責任の重圧

元アイドルという経歴を持つオム・ジェイル。
人柄は親しみやすいが、医師としては未熟さが目立つ。
第5話では、彼が犯したミスと、それに対する先輩医師ク・ドウォンの痛烈な指摘を通じ、プロフェッショナルとしての責任の重さが浮き彫りになりました。

ジェイルはエコー診察をする際に、自身で責任を取る自信が持てず、その度に先輩を呼び確認を行っていた。
自信のなさや、アイドル時代の経験が活かせない焦りが、この行動に繋がっているのかもしれない。

指導役のク・ドウォンは「責任感の欠如による時間の浪費は、純粋な無能だ」と厳しい言葉を投げかけました。
これは医療現場におけるプロ意識の根幹を問い、結果責任の重要性を示すものでした。
ドウォンはジェイルの意図ではなく、行動の結果と責任感の欠如を「無能」と断じ、医療現場のシビアさを突きつけていました。

この叱責は、新しい分野で認められようともがくジェイルを深く傷つけ、自信を失わせかねません。
しかし、ドウォンは後に自身の言動を省みつつ、ジェイルに前向きな助言を試みる姿勢も見せていました。
厳しさの中にも成長を期待する複雑な指導者の姿であり、指導が常に単純ではなく、その難しさやフォローの重要性をも示しており、5話の中でも特に印象的なシーンでした。

悲しみの目撃者:オ・イヨン、痛みを伴う告知と分かち合う涙

一見シニカルなオ・イヨンですが、第5話では彼女の内面に秘められた深い感受性が胸を打つ形で描かれました。

イヨンは、末期がん患者を担当し、母親の死が目前に迫る状況を10歳の娘に伝えるという、精神的に極めて困難な役目を担う。

告知の後、普段は感情を表に出さないイヨンが、少女に自身の母を亡くした経験を重ね、「隠れて泣いたり無理に笑わなくていい」「私の心にもまだ大きな穴が開いている」と、痛みに寄り添い、ありのままの感情を受け入れるよう語りかけていました。

しかし、その後、一人になったイヨンは、抑えきれない感情に襲われ、激しく泣き崩れてしまう

この一連の描写は、イヨンの冷めた態度の下に隠された人間的な脆さと温かさ、そして過去のトラウマを明らかにした瞬間だったと思います。
彼女の共感は、同情ではなく、自らの痛みに根差したものだったのです。

さらにこのシーンは、医師が死という現実に絶えず向き合い、自身の感情とも戦わなければならない過酷さを示しているようにも感じました。
「心の穴」という言葉や彼女の涙は、深い悲しみが容易には消えないこと、そして医療従事者が背負う感情的な負荷の大きさを物語っている素敵なシーンでしたね。

酔いの勢い、複雑な答え:イヨンとドウォン、変化する関係性

第5話ではオ・イヨンとク・ドウォンの関係にも大きな動きが。
発端は、酔ったイヨンからの問いかけでした。

飲み会の帰りのエレベーターでのこと、イヨンはドウォンに対し「好きになっても良いですか?」と、不意に自身の好意を口にしました。

突然の告白にドウォンは驚き、即答を避けてためらう
その背景には、単なる先輩・後輩というだけでなく、職務上の明確な上下関係(チーフと1年目)と、義理の兄妹という特殊な家族関係という、公私にわたる二人の複雑な立場が大きく影響していると考えられる。

ドウォンは、「関係が気まずくなっても良いのならどうぞ」と曖昧な返答をしました。

それって一体、どういう意図がある発言なのか?

  • 突き放し・牽制:「そんな覚悟あるの?」 好きになるのは自由だが、関係が壊れて気まずくなっても知らない、という冷たい突き放しかも。イヨンの気持ちを本気で受け止めず、関係の変化を望んでいない可能性。リスクを強調し、諦めさせようとしている。

  • 戸惑いと時間稼ぎ:「今は答えられない」 突然の告白に動揺し、即答を避けた可能性。「好きになる」のは否定せず、「気まずさ」というリスクを問い返すことで時間稼ぎ。自分の気持ちが未整理で、一旦イヨンに判断を委ねたとも考えられる。

  • 複雑な本音:「俺も覚悟するから、君も覚悟して」 本当はイヨンを意識しつつも、立場上素直になれないのかも。「気まずくなる覚悟があるなら(俺も覚悟するから)どうぞ」という不器用で遠回しな肯定、あるいは「本気なら覚悟を見せろ」という複雑な本音。

  • 現実的なリスク提示:「よく考えて」 二人の複雑な関係性(職場、家族)を考え、恋愛になった場合の現実的なリスクや問題点を冷静に指摘。「それでも良いか、よく考えて」と、感情ではなく理性的な判断をイヨンに促している可能性。

YOSHIKI
YOSHIKI

みんなはどういう意味だと思う?
良ければコメント欄で教えてね!

エピソード6

◆ 勤務表作成と対立の火種

鐘路(チョンノ)ユルジェ病院産婦人科の7月勤務表作成は、几帳面な性格のキム・サビが担当しました。
彼女は前月の出来事やレジデント間の関係性も考慮し、緻密なスケジュールを作成します。しかし、その計画に対し、ピョ・ナムギョンは自分が他の同期より当直が1回多いことに不満爆発

一方、オ・イヨンは金曜日の当直を誰かと代わってもらおうと試みますが、サビはこれを拒否
要領の良いオム・ジェイルもサビに交代を頼みましたが、同様に断られる
これにより、レジデント間には不穏な空気が漂う。

◆ ナムギョン vs. サビ:性格と主張の衝突

勤務表に関する不満は、ナムギョンサビ直接的な対立に発展。
ナムギョンは、以前(6月8日)ジェイルに当直を代わってもらったのは体調が悪かったためであり、その代わりは7月ではなく8月に行いたいと主張。
「本当に具合が悪くて、病院にいるのに他の診療科にかかる時間もなかった」と訴えました。

しかし、サビは「ルールはルール」として、代わってもらった当直はその月内に返すのが原則であり、先延ばしは認められないと厳格な態度を取る
この対立は、状況に応じた対応を求めるナムギョンと、規則と公平性を重んじるサビという、二人の性格の違いを明確にした。

◆ ミョン・ウンウォンによる論文横取り

レジデント間の対立と並行し、指導医の間では倫理的な問題が発生。
産婦人科フェローのミョン・ウンウォンが、近く開催される学会での論文発表者に選ばれた
しかし、その論文は、実際にはチーフレジデントのク・ドウォンが中心となって進めた研究であり、ミョン・ウンウォンの貢献はわずかでした。
彼女はドウォンの功績を横取りする形で発表者となったのです。

さらにミョン・ウンウォンは、指導教授のコン教授に対し、「ク・ドウォン先生は最後の段階であまり参加できなかったため、第二著者にした」と事実とは異なる説明をしていた。
この状況を知ったドウォンは、内心の感情を抑え、「自分のミスだ」と述べる。
この一部始終を、イヨンは静かに見ていた。

◆ イヨン、ミョン・ウンウォンに物申す

不正に手にした論文で表彰されることになったミョン・ウンウォン
彼女は、第二著者に変更したことの連絡が遅れた点を「自分のミス」と認めつつも、心からの謝罪はなく、あろうことか賞金を渡すことでこの件を終わりにしようとドウォンに持ちかける。

その態度に、ドウォンは言葉を飲み込み、込み上げる怒りと無力感を胸の内に押し込めるしかありませんでした。

しかし、ドウォンの屈辱的な状況を目の当たりにしたイヨンは黙っていません
彼女は学会の後、臆することなくミョン・ウンウォンの前に立ち、その功績横取りという不正行為を鋭く、痛烈な言葉で糾弾した。

(ミョン・ウンウォンが一応の謝罪をした後)イヨンとドウォンは、公園のベンチで言葉を交わしていた。
自分のために矢面に立ったイヨンが、今後、ミョン・ウンウォンから不当な扱いを受けるのではないかと、ドウォンは心から案じる。

そんなドウォンの心配をよそに、イヨンは、普段ミョン・ウンウォンから向けられる痛烈な罵倒を真似してみせ、重苦しい空気を吹き飛ばそうとする。

その予想外の行動に少し戸惑いながらも、ドウォンは尋ねた。
「以前、僕を『好きになっても良いですか?』と聞いた気持ちは、もう変わってしまったのですか?」
そして、好きな相手の前で、あんな激しい言葉は普通使わないでしょう、と付け加えた。

するとイヨンは、少し照れたように視線を落としながらも、はっきりと答えた。
「私は好きな人相手でも、ああいう言葉が出ちゃうタイプなんです。だから…あの気持ちは、まだ有効です」

その真っ直ぐな言葉にドウォンの表情が和らぎ、「では、もう一度聞かせてもらえますか?」と、先ほどの罵倒のモノマネをリクエストした。

一瞬、何を求められているか勘違いしたイヨンは、以前エレベーターで酔って口にした「好きになっても良いですか?」という言葉を、真剣な表情で繰り返してしまう。

「あ、そっちじゃなくて」とドウォンが優しく訂正すると、イヨンは合点がいったように、再びあの罵倒の言葉を面白おかしく真似てみせました
二人の間には、わだかまりが解けるような、穏やかな笑いが広がりました。

◆ ジェイルの静かな成長

以前、ミスをした際にドウォンから慰めとアドバイスを受けた経験を経て、ジェイルは医師としての責任感を育んでいた。
彼は毎晩、担当患者エコー画像の様子を人知れず確認しに行くようになる。
その努力が実り、患者のエコー画像から異変に気付き、対応してみせる。
ジェイルは大きな達成感を得ました。

この変化は、建設的な指導が成長を促すこと、そしてドウォンのサポートがジェイルに影響を与えたことを示していた。

◆ ナムギョンとサビの和解への道

勤務表を巡って対立したナムギョンとサビの間にも、変化の兆しが見られました。
二人は互いの立場や考え方を理解しようと努め始め、和解、あるいは相互理解への一歩を踏み出す。

『いつかの賢い医師生活 スピンオフ』第6話 感想:不器用な二人の距離が縮まった瞬間

第6話は、レジデントたちの人間関係の葛藤や個々の成長が丁寧に描かれた回でしたが、中でも僕の心を掴んで離さなかったのは、イヨンとドウォンの関係性の大きな変化でした。

まず、ミョン・ウンウォンの論文横取り事件に対するイヨンの行動には、胸がすく思いと同時に、彼女のドウォンへの深い想いを感じずにはいられませんでした。
ドウォンが理不尽な状況に耐え、感情を押し殺している姿を見て、イヨンは黙っていられなかった。
普段の態度からは想像もつかない強い正義感と、大切な人を守ろうとする決意
学会の後、ミョン・ウンウォンに臆せず立ち向かい、痛烈な言葉で糾弾する姿には、スカッとしましたね。

これまでは、チーフレジデントとしてイヨンをサポートするドウォンという描き方がメインでしたが、ドウォンにとってもイヨンがどれほど心強い支えになっているかを改めて感じさせられたシーンでした。

そして、その後の公園での二人のやり取り
ここがもう、今回のハイライトと言っても過言ではない。
ドウォンが自分のために矢面に立ったイヨンを心配する、その優しさ。
それに対し、イヨンがミョン・ウンウォンのモノマネで場を和ませようとする、その不器用な気遣い。
この時点で、もう二人の距離は確実に縮まっていると感じました。

特に印象的だったのは、ドウォンの「(好きだという)気持ちは変わったんですね?」という問いに対するイヨンの返答です。
私は好きな人相手でも、ああいう言葉が出ちゃうタイプなんです。だから…あの気持ちは、まだ有効です」。
ああ、もう!ここで思わず声が出ました(笑)。
照れながらも、自分の気持ちを真っ直ぐに伝えるイヨンの姿に、完全に心を掴まれました。
エレベーターでの告白も衝撃的でしたが、今回はシラフで、ドウォンの目を見て(少し視線を落としながらも!)伝えた。
これは大きな進歩ですよね!

ドウォンが「それじゃないです」と、勘違いしたイヨンに優しく訂正する場面も、二人の可愛らしさともどかしさが詰まっていて、見ていてニコニコしてしまいました。
罵倒のモノマネで笑い合う二人には、以前にはなかった確かな心の繋がりが見えた気がします。

イヨンの真っ直ぐな想いが、ドウォンの心の壁を少しずつ溶かしていく…そんな予感をさせる、希望に満ちた回でした。
不器用だけど応援したくなる二人の関係が、これからどう進展していくのか、ますます目が離せません!

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